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Q&A よくある質問

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「要覧」の22ページ図12について、21ページの解説では、子宮の良性腫瘍、甲状腺疾患、慢性肝疾患、白内障および高血圧について原爆放射線の影響が示されていると記述されています。他の疾患については、この図から、どのようなことが言えるのでしょうか?
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図12に掲載されている他の疾患については、この図の基になった論文で行われている解析の範囲では、放射線被曝と関連してその頻度が増しているとは言えません。

図では、被曝線量1Gy当たりの相対リスクが黒丸で示されています。また、その黒丸を挟んで横線が描かれているのが分かると思いますが、この横線は相対リスクの95%信頼区間を示し、相対リスクの信頼性を表します。従って、この横棒が、リスクがないことを表す1.0を越えてリスクの高い右側に位置していると統計的に有意にリスクが高いと解釈できます。しかし、1.0を跨ぐと、放射線リスクが有意にあるとは言えません(信頼区間の範囲に、放射線に関連して疾患の頻度が統計的に減る可能性が含まれるからです)。

従って、お尋ねの他の疾患は図で横棒の位置を見ますと、相対リスク1.0を跨ぎますので、統計的に有意なリスクがあるとは言えないことになります。