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放影研報告書(RR) 4-00

NOD/SCID-huマウスの骨髄におけるヒト樹状細胞のCD34-/CD4+/HLA-DR+段階での成熟停止

信吉正治, 楠 洋一郎, 瀬山敏雄, 児玉和紀, 木村昭郎, 京泉誠之
Blood 97(11):3655-7, 2001
要 約
ヒト臍帯血単核細胞(CBMNC)を移植した、非肥満性糖尿病重症免疫不全(NOD/SCID)-ヒトキメラマウス(NOD/SCID-huマウス)にヒト樹状細胞(DC)前駆体が移植され、維持された。しかし、ヒト成熟DCは検出されなかった。移植2カ月後に、NOD/SCID-huマウスの骨髄(BM)から採取した単核細胞が、DCの形態を示す細胞のコロニーを形成した。顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(GM-CSF)および腫瘍壊死因子-α(TNF-α)によるメチルセルロース培養においても顆粒球とマクロファージ(M)コロニーが認められ、さらにフローサイトメトリー解析において、CD1a+/CD14- DCの発生が認められた。NOD/SCID-huマウスのBM中の、CD4+/HLA-DRhi (CD4+/DRhi) およびCD4+/HLA-DRlo (CD4+/DRlo) 細胞分画は、どちらもDC形態、CD1a発現、そして白血球混合試験(MLR)において1週間後に高い刺激活性を示した。細胞の大多数の表面表現型はCD1a-、CD11a+、CD34-、そしてCD83-であったが、20%から30% はCD11c+、10%から20% はCD14+であった。最も顕著な違いは、CD4+/DRhi細胞群は高率にHLA-DQを発現したこと、そしてCD1a+/CD14-細胞はCD4+/DRlo細胞よりもCD4+/DRhi細胞から、高い頻度で発生したことであった。これらの結果は、CD4+/DRhi分画がCD4+/DRlo分画よりもDC前駆体をより多く含んでいることを示唆している。