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放影研報告書(RR) 15-00

肥満度の閉経年齢に及ぼす影響

赤星正純, 早田みどり, 中島栄二, 富永 丹, 市丸晋一郎, 瀬戸信二, 矢野捷介
Int J Obesity 26(7):961-8, 2002
要 約
目的 肥満度(BMI、kg/m2)、血清コレステロール(mg/dl)および収縮期血圧(SBP、mmHg)のいずれが、閉経年齢に影響しているかを調査した。

調査形態 一般集団に基づく追跡調査。

方法 1958−1959年の第1回診察から1988−1989年の第16回診察にかけて、2年に一度の追跡調査を受けている1,136人の女性について、閉経年齢を決定した。493人の自然閉経した女性を、40−41歳時のBMI、血清コレステロールおよびSBP測定値に基づいて、上位25%、中位50%、下位25%の3群に分けた。その後、このように分類した3群間で、閉経年齢に差があるか否かを検討した。また、1,136人の女性を早期(=454;閉経年齢45−49歳[平均48.3±1.2歳])および後期(=682;閉経年齢50歳以上[平均52.3±1.6歳])閉経に分け、BMI、血清コレステロールおよびSBPの閉経前経過を、経時的データ解析モデルを用いて、早期および後期閉経女性間で比較した。

結果 40または41歳の時に測定したBMIに基づいて女性を3群に分けると、上位25%の閉経年齢(平均50.4±2.8歳)は下位25%の閉経年齢(平均49.7±2.8歳)より有意に高かった(P<0.05)。後期閉経女性の閉経前BMI経過は、早期閉経女性のそれに比べて上方に偏移していた。一方、後期閉経女性における閉経4年以上前の血清コレステロールおよびSBPの経過は、早期閉経女性のそれと差がなかった。

結論 調査した変数の中で、BMIのみが閉経年齢に関係しており、BMIが大きいほど閉経年齢は遅くなる。