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放影研報告書(RR) 7-01

一般変異原曝露から期待されるがんの年齢−時間パターン

Pierce DA, Vaeth M
Biostatistics 4(2):231-48, 2003
要 約
我々は、発がんに関連した突然変異の蓄積に関する確率的モデルの考察を行う。特に、突然変異率を上昇させるかもしれない特定の因子、とりわけ電離放射線への曝露の影響について検討する。このモデル作成とそれから得られた結果は、仮定が著しく弱められているバックグラウンドがんにおいて、また、全般的な突然変異率増加による特定の変異原への曝露の影響において、Armitage-Dollモデルを大幅に改訂したものであると言える。我々のモデルでは、曝露の影響は年齢スケールの変化と同等であり、年齢に突然変異原への蓄積線量のパラメトリック倍数が加えられ、相対リスクのための有益なモデルとなる。特に、年齢aにおける過剰相対リスクは、おおむね、aより前の年齢における平均線量のパラメトリック倍数となる。これらの結果は、悪性腫瘍発生には特定数の突然変異が必要であるとの仮定を必要としない。このような結論は、その特性が主にパラメータ値とは独立しているので、特に記述的解析を導く上で有益である。このモデルを用いた結果は、原爆被爆者、ラドンに長期間被曝した鉱山労働者、および様々な年齢で禁煙した喫煙者などのコホート調査から得られた知見と非常によく一致することが示唆されている。

Pierce DA, Vaeth M: Age-time patterns of cancer to be anticipated from exposure to general mutagens. Biostatistics 4(2):231-48, 2003.
Copyright (c) 2003 by Oxford University Press

Oxford University Pressの許可を得て掲載。