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放影研報告書(RR) 2-03

30年間の死亡追跡調査に基づく生物学的スコアと死亡率:放射線影響研究所成人健康調査

笠置文善, 山田美智子, 佐々木英, 藤田正一郎
J Gerontol A Biol Sci Med Sci 64(8):865-70, 2009
要 約
本研究の目的は、スコア化された生理機能が個人の生命予後を予測することができるのか、また、その予測が疾患との関連および時間推移との関連で差異があるのかどうかを検討することにある。生物学的スコアは、5種類の生理機能検査値の第一主成分スコアとして定義された。1970-1972年のベースライン検査時に35-74歳であった4,871人が対象者であり、1999年末まで死亡状況を追跡した。生物学的スコアの生命予測はCox比例ハザード解析で検討した。すべての性・年齢群において、生物学的スコアの上昇に伴って全死亡率が高くなる傾向が、可能な危険因子を調整しても観測された。この生物学的スコアの有意性は追跡期間のすべてにわたって保たれた。がんを除く疾患で、ベースライン検査時の生物学的スコアに伴う有意な関連が観測された。結論として、本生物学的スコアは、中年期から高齢期にあった日本人の長期間追跡調査において、生命予後を予測する有効な予測因子である。

要約は出版社(Oxford University Press)の許可を得て翻訳した。