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放影研報告書(RR) 12-03

LTA 252Gアリールを含むハプロタイプ・ブロックは血清C反応性蛋白質高値と相関する

鈴木 元, 和泉志津恵, 箱田雅之, 高橋規郎
Atherosclerosis 176(1):91-4, 2004
要 約
炎症バイオマーカーであるC反応性蛋白質(CRP)は、将来の心臓血管病リスクを予測するマーカーである。病原微生物や生活習慣に関連した因子に対する炎症応答は、遺伝的因子によって制御されていると仮定した。LT-αは、プロ炎症性サイトカインで、ネズミの動脈硬化の病理に深くかかわっている。我々は、LT-αをコードしている遺伝子の多型 LTA A252G とCRPの関係を症例対照研究で検討した。急性感染症、慢性肝障害、尿毒症、自己免疫病、およびがんの既往のない 1,000人の原爆被爆者の中から、CRPの最高値より順に 149人および最低値より順に151人を選んだ。LTAの遺伝子型は、蛍光共鳴エネルギー移転−ポリメラーゼ連鎖反応法(FRET-PCR)に引き続き、熱解離カーブ解析によって決定した。Body mass index(BMI)、白血球数(WBC)、ヘモグロビン濃度(Hb)、糖化ヘモグロビン濃度(HbA1c)などの古典的な危険因子は、低CRP群と高CRP群の間で有意に異なっていた。多変量ロジスティック回帰分析により解析したところ、性、年齢、BMI、WBC、Hb、HbA1cを調整した後でもLTA 252Gアリールは高CRP値と相関した(オッズ比=1.93、=0.007)。すなわち、CRP値は環境要因だけでなくLTA遺伝子多型あるいは同じハプロタイプ・ブロックに属する他の遺伝子多型によって制御されている。

Atherosclerosis, Vol 176, Suzuki G, Izumi S, Hakoda M, Takahashi N, LTA 252G allele containing haplotype block is associated with high serum C-reactive protein levels, pp 91-4, Copyright (2004), Elsevier Scienceの許可を得て掲載。
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