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放影研報告書(RR) 6-04

原爆被爆者の水晶体混濁順序データの解析方法の比較:悪い目を強調する一変量法とグローバルオッズ比を用いた二変量一般化推定方程式法

中島栄二, 錬石和男, 皆本 敦
Ann Inst Stat Math 60(3):465-82, 2008
要 約
原爆被爆者から得られた二変量順序多値白内障データの解析において二つの方法を比較する。すなわち悪い目を強調する一変量法と、Williamsonら(アメリカ統計学会誌90:1432-7、1995年)によるグローバルオッズ比を用いた二変量一般化推定方程式法である。両目の間の関連が大きく、個体レベルの共変量のみ用いられている時には、一変量法と二変量法によるモデル選択では、同じ平均モデルが選ばれ同様のリスク推定値になる。一変量モデルでの平均パラメータとその標準誤差は、二変量モデルのそれらと比べて強調されることを示し、しかもそのバイアスは両目の間の関連が大きい時には無視できることを示す。大標本のシミュレーションにより、一変量法のワルド統計量はやや保守的であることを示す。また、このシミュレーションにより、平均モデルに個体レベルの共変量のみ含まれる二変量法の場合には、両目の間の関連の大きさにかかわりなく、ロバスト標準誤差を用いた独立推定方程式法と、一般化推定方程式法でモデル標準誤差とロバスト標準誤差を用いた時には、パラメータ推定での効率はおおむね完全であることを示す。

Springerの許可を得て掲載。この出版物はSpringerLinkにて入手可能。

© The Institute of Statistical Mathematics, Tokyo 2007