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放影研報告書(RR) 18-04

踵骨の超音波骨量測定値は、日本人男女の将来の非脊椎骨折を予知する

藤原佐枝子, 曽根照喜, 山崎 薫, 吉村典子, 中塚喜義, 増成直美, 藤田正一郎, 串田一博, 福永仁夫
Osteoporos Int 16(12):2107-12, 2005
要 約
米国やヨーロッパの多くの前向き研究で、定量的超音波(QUS)測定値は将来の骨折リスクを予知することが示されている。我々の知る限り、日本人についてそのような研究はなく、米国やヨーロッパでも男性の骨折予知におけるQUS測定値を評価した研究は非常に少ない。我々は、ベースラインの踵QUS測定値と非脊椎骨折リスクの関係を調べるために、3施設での前向き研究を行った。調査対象者は、1993年から2000年にかけて三つの施設で踵QUS(アキレス)を受けた、67.5±8.9歳(平均±標準偏差)の 4,028人(男性1,004人、女性3,024人)である。2002年に、標準化した質問票を対象者に郵送し、骨折歴を尋ねた。平均追跡期間は5年であった。アキレスは超音波速度(SOS)、広帯域超音波減衰係数(BUA)を測定した。重み付けをした係数を使い、Cox回帰分析を用いてハザード比(HR)を求めた。SOS、BUA、強度指数(SI)は、自己申告の大腿骨頚部、手首および全非脊椎骨折を予知した。年齢、性、体重を調整すると、全非脊椎骨折のHRは、SOS、BUA、SIの1標準偏差低下において、それぞれ1.54(95%信頼区間[CI] 1.39-1.69)、1.53(1.37-1.70)、1.80(1.62-1.98)であった。男性において、SOSとSIは女性と同様なHRで、非脊椎骨折を予測した。SOS、SIの大腿骨頚部骨折予測のHRは、長期間より短期間の方が良かったが、大腿骨頚部、手首、および非脊椎骨折の予測は、追跡期間5-10年でなお有意であった。踵骨の定量的超音波から得られた測定値は、日本人男女の非脊椎骨折を予知し、日本人男女のHRは白人男女のリスク比とほぼ同じであった。QUSパラメータは、大腿骨頚部、手首、非脊椎骨折を10年先まで予測した。

Springerの許可を得て掲載。この出版物はwww.springerlink.comにて入手可能。
© International Osteoporosis Foundation and National Osteoporosis Foundation 2005