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放影研報告書(RR) 3-05

日本人原爆被爆者のヘモグロビン値の経年的変化における放射線影響

F Lennie Wong, 山田美智子, 富永 丹, 藤原佐枝子, 鈴木 元
Radiat Res 164(6):820-7, 2005
要 約
造血器官に対する放射線被曝の後影響は、十分には評価されていない。我々は日本人原爆被爆者における 1958−1998年の40年間のヘモグロビン値への長期の放射線被曝影響について調査した。骨髄線量が1 Gyの被曝 の場合、非被曝者に比べて、40歳では平均ヘモグロビン値が0.10 g/dl(95% CI: 0.04−0.16)、すなわち0.67%ほ ど有意に低下し(P < 0.0001)、80歳では0.24 g/dl(95% CI: 0.08−0.40)、すなわち1.8%ほど有意に低下した。喫 煙はヘモグロビン値の上昇に関与しているが、年齢35歳未満では放射線の影響は非喫煙者に比べ喫煙者の方が 有意に大きかった(P < 0.01)。放射線の影響における性ならびに出生コホートの差は、喫煙の調整後には認められ なかった。放射線に起因するヘモグロビン値の低下については、貧血に関連する疾患の存在によって説明すること はできなかった。