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放影研報告書(RR) 13-05

長期保存のホルマリン固定、パラフィン包埋組織標本を用いた分子解析のためのRT-PCR増幅の改良

濱谷清裕, 江口英孝, 高橋恵子, 小山和章, 向井真弓, 伊藤玲子, 多賀正尊, 安井 弥, 中地 敬
J Histochem Cytochem 54(7):773-80, 2006
要 約
最近、DNAに加えて、保存組織試料から抽出したRNAも分子生物学的解析のための非常に貴重な資源となりつつある。 試料中のDNAあるいはRNAは分解しているため、短いサイズのアンプリコンが使用されるが、それでもPCR/RT-PCR増幅に問題が残る。 我々はRNAの化学的修飾を除去し、その鋳型活性を回復することにより、保存ホルマリン固定、パラフィン包埋組織から抽出したRNAの効率的なRT-PCR増幅方法を改良し、確立した。すなわち、長期保存の組織試料から抽出したRNAを前もってクエン酸バッファ(pH 4.0)中で熱処理することにより、RT-PCR効率を大きく増大することに成功した。

Hamatani K, Eguchi H, Takahashi K, Koyama K, Mukai M, Ito R, Taga M, Nakachi K: Improved RT-PCR amplification for molecular analyses with long-term preserved formalin-fixed, paraffin-embedded tissue specimens. Journal of Histochemistry & Cytochemistry 54(7):773-80, 2006 の許可を得て掲載。