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放影研報告書(RR) 9-07

原爆被爆者の部位別がんリスク推定値の精度向上

Pawel DJ, Preston DL, Pierce DA, Cologne JB
Radiat Res 169(1):87-98, 2008
要 約
放射線に起因する部位別リスク要約推定値の精度を向上させるための単純な方法を検討した。本報告の推定値は、放射線影響研究所(放影研)が追跡調査している原爆被爆者の寿命調査(LSS)集団に関するがん罹患率データから得た。LSSでは、固形がん部位に関する過剰相対リスク(ERR)推定値は、通常各部位ごとに別個に算出されている。そのデータは膨大であるが、部位別(臓器別)リスク推定値における統計的不正確性は大きく、推定値の部位別変動の大部分がこの不正確性に起因することは明らかである。経験ベイズ(EB)推定値は、この変動を抑えるための妥当な方法を提供する。我々がLSSデータに適用し単純化したEB推定値は、ひとまとめにした全般的ERR推定値と、部位別に別個に算出した推定値の荷重平均であり、重みはデータにより決定した。我々の結果は、別個に算出したERR推定値が他の部位よりも正確さを欠く食道や膀胱などのがんについてはEB推定値が最も有用であることを示している。