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放影研報告書(RR) 10-93

原爆被爆者の非喫煙者における肺癌のp53遺伝子突然変異

武島幸男,瀬山敏雄,Bennett WP,秋山實利,徳岡昭治,井内康輝,馬淵清彦,Land CE,Harris CC
Lancet 342:1520-1, 1993
要 約
タバコの煙は多くの発癌物質を含み、肺癌発生に関連していることが分かっている。広島の非喫煙者17人の肺癌における腫瘍抑制遺伝子の保存領域の配列決定をした。9人が原爆被爆者であった。突然変異は主にトランジション(すべてG:CからA:T)であり、G:CからT:Aへのトランスバージョンはなかった。一方、77人の日本人の喫煙肺癌症例はG:CからT:Aのトランスバージョンが優勢であり、グアニン残基は非転写DNA鎖に起こっている。これらの所見は肺癌の分子学的病理発生においてタバコの煙に認められる発癌物質が作用していることを示唆している。