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放影研報告書(RR) 13-93

高線量原爆被爆者の末梢血におけるT細胞受容体αβ鎖を有するCD4-8-T細胞の頻度増加

楠 洋一郎,京泉誠之,平井裕子,藤田正一郎,秋山實利
Radiat Res 139:67-72, 1994
要 約
まれなT細胞亜集団である CD4-8-αβT細胞は、通常の CD4+あるいは CD8+T細胞とは異なった過程を経て分化している可能性がある。本研究では、ヒトT細胞亜集団の構成に及ぼす放射線の後影響を調べる目的で、409人の原爆被爆者(1.5Gy以上被曝したと推定される160人および249人の対照)の末梢血 αβT細胞におけるCD4-8-T細胞の頻度を測定した。CD4-8-αβT細胞頻度は年齢に伴って有意に低下し、男性より女性の方が高かった。1.5Gy以上の被爆者においてその頻度が有意に高いことが認められ、過去の放射線被曝によりT細胞の分化と発達が変化を受けたことが示唆された。