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放影研報告書(RR) 15-94

HTLV-I感染原爆被爆者の自己抗体と免疫グロブリン

大石清澄, 柴田義貞, 中村龍文, 辻畑光宏, 赤星正純, 松尾辰樹, 朝長万左男, 長瀧重信, 嶋岡勝太郎
Intern Med 35(8):624-8, 1996
要 約
Human T-lymphotropic virus type I (HTLV-I) と自己免疫性疾患との関連を調べる目的で、抗核抗体、リウマチ因子、および抗サイログロブリン抗体の陽性率ならびに血清免疫グロブリン量(IgG、IgA、IgM)を、HTLV-I感染者と非感染者との間で比較した。対象はすべて原爆被爆者で、HTLV-I関連脊髄症も成人T細胞性白血病もないHTLV-I感染者59人とHTLV-I非感染者149人であった。HTLV-I感染者の血清IgMの平均値はHTLV-I非感染者に比べて高く、血清IgM量とHTLV-I感染の有無および性との間には有意な関連が認められた。自己抗体の陽性率とHTLV-I感染との間には、抗核抗体を除き関連を認めなかった。これらの結果は、HTLV-I感染者と非感染者との間の明確な体液性免疫の相違を示しているが、HTLV-I感染が種々の自己免疫性疾患を引き起こすかどうかは不明である。