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放影研報告書(RR) 16-94

胎内被爆者の身長の短縮:成長の経時的研究

中島栄二,Carter RL,錬石和男,田中章司郎,船本幸代
Health Phys 68(6):766-72, 1995
要 約
ランダム係数回帰モデルを用いて、身長に対する放射線の影響を調べるために胎内被爆者801人(男性392人、女性409人)の身長の男女別経時的解析を行った。データは思春期(10歳から18歳)の身長の繰り返し測定値からなっている。線量効果は、もしあるとすれば線形と仮定した。被爆時の胎内年齢はトライメスターに分けた。以前の経時的データ解析で身長に対する放射線の影響は分かっているので、本論文では被爆時の線量と胎内年齢の間の交互作用の検定と、思春期成長スパートの出現年齢に対する放射線の影響に重点を置いた。男性では、三次の多項式成長曲線モデルをデータに適用したところ有意な線量効果を認めた。線量とトライメスターの間の交互作用は有意ではなかった。思春期成長スパート年齢は 0Gyで約13歳と推定された。しかし、放射線は思春期成長スパートに影響を及ぼしてはいなかった。女性に対しては、二次の多項式成長曲線モデルがデータに適合された。線量効果は有意であった。しかし、線量とトライメスターの間の交互作用はやはり有意ではなかった。