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放影研報告書(RR) 10-95

ヒトリンパ球および造血前駆細胞におけるテロメラーゼの活性化

檜山桂子,平井裕子,京泉誠之,秋山實利,檜山英三,Piatyszek MA,Shay JW,石岡伸一,山木戸道郎
RR番号 10-95
J Immunol 155:3711-5,1995
要 約
本研究は、ヒト正常細胞におけるテロメラーゼ活性のアップレギュレーションに関する最初の報告である。テロメラーゼはリボ核蛋白酵素で、生殖細胞や、ほとんどの癌細胞におけるテロメア長の安定保持に関与しているが、正常の体細胞のそれには関与していないと考えられてきた。しかし、本研究において我々は、テロメラーゼ活性は低レベルながら正常のヒトTおよびBリンパ球に存在すること、それは試験管内での細胞分裂刺激により増強すること、造血前駆細胞においてもその増殖分化に伴い増強すること、そして加齢と共に減弱することを示す。正常細胞におけるテロメラーゼ活性の調節を知ることにより、正常の細胞老化の機序のみならず、癌の進展にかかわるテロメラーゼ活性の調節逸脱の機序にも重要な知見が得られることになるかもしれない。