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放影研報告書(RR) 7-98

肝細胞癌におけるp53もしくはhMSH2遺伝子の変異と患者の生存率の密接な相関関係

矢野将嗣, 浅原利正, 土肥雪彦, 水野照美, Iwamoto KS, 瀬山敏雄
Int J Oncol 14:447-51, 1999
要 約
私たちは、肝細胞癌42腫瘍(38症例)について、DNAミスマッチ修復遺伝子 hMSH2とhMSH2遺伝子のupregulaterである癌抑制遺伝子 p53の変異を調べた。hMSH2もしくは p53遺伝子の変異は13例(34%)に認めた。hMSH2遺伝子とp53遺伝子の変異を両方持つ症例は無かった。hMSH2遺伝子とp53遺伝子の変異と病理学的悪性度の指標とは有意な関連を認めた。hMSH2もしくは p53遺伝子の変異がある症例の生存率は、共に変異の無い症例の生存率よりも極めて有意に不良であった(p = 0.0012)。私たちの結果は、p53もしくは hMSH2遺伝子の変異が肝細胞癌患者の生存率と密接な相関関係をもつかもしれないことを示唆している。