Menu does not appear
-- SiteMap

放影研報告書(RR) 9-98

脂肪肝と冠危険因子との関係:長崎在住の高齢男性および女性における研究

赤星正純, 尼崎泰子, 早田みどり, 富永 丹, 市丸晋一郎, 中島栄二, 瀬戸信二, 矢野捷介
Hypertens Res 24(4):337-43, 2001
要 約
腹腔内脂肪沈着の指標として超音波で診断した脂肪肝と冠危険因子との関係を、1990−1992年に長崎に在住していた810人の高齢男性および1,273人の高齢女性について調査した。脂肪肝の頻度は、非肥満者(Body Mass Index; BMI <26.0 kg/m2)では男性3.3%、女性3.8%、肥満者(BMI ≧26.0 kg/m2)では男性21.6%、女性18.8%であった。脂肪肝は男性では高コレステロール血症および高中性脂肪血症と、女性では高血圧症、高コレステロール血症、低HDL血症、高中性脂肪血症および糖尿病+境界域糖尿病(DM+IGT)と、年齢、肥満、喫煙歴および飲酒歴とは独立して有意に関連していた(p<0.01)。肥満がある脂肪肝ではなく、肥満のない脂肪肝が、男性では高血圧症と低HDL血症に村して、女性では高コレステロール血症、低HDL血症、高中性脂肪血症およびDM+IGTに対して最も高いオッズ比を示した。脂肪肝の頻度は高齢男性と高齢女性において同一であり、また脂肪肝は高齢者においては冠危険因子と独立した相関関係を示している。