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放影研報告書(RR) 14-99

閉経年齢の血清コレステロール、肥満度および血圧に及ぼす影響

赤星正純, 早田みどり, 中島栄二, 鶴田雅子, 市丸晋一郎, 瀬戸信二, 矢野捷介
Atherosclerosis 156:157-63, 2001
要 約
閉経前と後のコレステロール(mg/dl)、肥満度(BMI;kg/m2)、収縮期血圧(SBP;mmHg)の値を、これら三つの危険因子と閉経年齢との関係を調べるため、閉経年齢により3群に分類して比較した。閉経4年前と閉経8年後のコレステロール、BMIおよびSBP値を調べた結果、閉経前と後でこれらの危険因子の増加が認められた。三つの年齢群は、A群(n=49、閉経年齢[44±1歳]<45歳)、B群(n=395、45歳≦閉経年齢[48±1歳]<50歳)、C群(n=578、閉経年齢[52±2歳]≧50歳)であった。閉経前のコレステロール値は、A群(40歳、169±31 mg/dl)およびB群(44歳、174±31)において、C群(48歳、179±30)より低かった(0.05≦P<0.1およびP<0.05)。コレステロールの増加が、A群(41±28 mg/dl)において、B群(32±28)およびC群(29±28)より大きかったため(0.05≦P<0.1および P<0.05)、閉経後の年齢には差があるにもかかわらず、コレステロール値は3群間で同じとなった―すなわち、A群(51歳、210±34)、B群(56歳、206±35)、C群(60歳、208±35)であった。BMIおよびSBPの増加は、A、B、C群間で差はなかった。閉経前の年齢群間におけるBMIおよびSBP値の差異は、閉経後も依然として認められた。これらのデータは、早期閉経に伴うコレステロール値のより大きな増加が、若年閉経女性における虚血性心疾患(IHD)の高い有病率に関与している可能性を示唆している。