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業績報告書(TR) 1-85

ヒト皮膚線維芽細胞の初代培養におけるX線誘発損傷からの回復

Miller RC,遠野真澄,山根 基,西亀正之
編集者注: この報告書に基づく論文は次に発表された。J Radiat Res (Tokyo) 26:339-45, 1985
要 約
外科手術を受けた 6人の患者のヒト皮膚線維芽細胞を入手し培養した。6つの細胞株について、X線の単一線量照射の線量反応生存曲線を作成した。6つの細胞株では、個々の D0値は 61cGyから 83cGyまでに及んだ。肩状を呈する生存曲線は、2.2から 4.8までの補外数(n)値を示した。亜致死性損傷の修復を評価するために、304cGyの合計線量を2等分し、種々の時間間隔で細胞に照射した。細胞の生存率は、時間間隔が少なくとも 3時間の場合に最大となった。また、最初 152cGyのX線照射を行い、4時間培養して亜致死性損傷から回復させた後、2回目の照射として種々の線量を与えた場合の線量反応曲線をこれら6つの細胞株について描いた。線量を 2回に分割した場合の線量反応生存曲線は、1回照射の曲線と著しく異なり、これらの細胞にX線誘発による損傷からの回復能力があることを確認した。