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業績報告書(TR) 4-85

日本人の血液蛋白質の電気泳動上の変異型:V. Ceruloplasmin

藤田幹雄,佐藤千代子,浅川順一,長畑裕子,田中芳子,迫 龍二,郷力和明
編集者注: この報告書に基づく論文は次に発表された。Jpn J Hum Genet 30:43-50, 198
要 約
広島・長崎の原爆被爆者の子供 22,367人の 血漿ceruloplasmin(CP)について、電気泳動法を用いて変異型を検査した。検査された子供は、14,964人の血縁関係のない子供と、それらの同胞 7,403人から成り立っている。正常なBバンドよりも陽極側に移動する変異型を 4種類、Bバンドより陰極側に移動する変異型を3種類、合計7種類の電気泳動的変異型が確認された。これらの変異型のうち、CP ANG1 と CP CNG1 は既に報告しており、CP ANG2、CP AHR1、CP AHR2、CP CHR1、CP CHR2の5種類が新たに見いだされたものである。CP*CNG1 の遺伝子頻度は 0.00916となり、多型に近い頻度を示している。ホモ接合体 CP CNG1 が 5人に検出されたが、これは日本人集団ではCP変異型のホモ接合体の初めての報告である。新しい5種類の変異型はすべて家族調査によって相互優性遺伝形式を示した。