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業績報告書(TR) 4-86

肺癌およびその他の肺疾患患者における細胞性免疫能:1.モノクローナル抗体による末梢血リンパ球サブセットの解析

藤原佐枝子,秋山實利,小武家暁子,市丸晋一郎,高石雅敏,稲水 淳,河野修興,高見俊輔,能美一政,川本雅英,山木戸道郎
編集者注: この報告書に基づく論文は次に発表された。Hiroshima J Med Sci 35:227-36, 1986
要 約
肺疾患患者及び健常者のリンパ球サブセットの割合、マイトジェンに対する反応性について検討し次の結論を得た。 1)健常者では加齢に伴い Leu-7+細胞の割合の増加、phytohemagglutinin(PHA)に対する反応性の低下を認めた。Leu-1+細胞、Leu-3a+ 細胞の比率は 30歳未満で男性より女性に高く、Leu-7+細胞の比率は、全年齢層を含めて男性に高率であった。 2)未治療肺癌患者では、Leu-1+細胞の割合の低下、PHA、concanavalin A に対する反応性の低下、及び Leu-11a+細胞の割合の増加を認めた。 3)リンパ球サブセットを臨床病期別に健常者と比較すると、IV期の癌患者において Leu-1+、Leu-3a+細胞の割合の低下、及び I期の患者で Leu-2a+の低下を認めたが、Leu-11a+細胞の割合はI、III期の患者で高率であった。 4)肺癌の組織型によるリンパ球サブセットの差は認められなかった。 5)非腫瘍性呼吸器疾患では、サルコイドーシス、肺気腫で Leu-1+細胞の割合の低下を認め、肺線維症、瀰慢性汎細気管支炎では Leu-1+細胞、Leu-3a+細胞の低下を認めた。