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業績報告書(TR) 4-87

French-American-British(FAB)分類による被爆者白血病の再分類:1.放影研血液学者とFAB分類提唱者の診断の一致率,長崎

松尾辰樹,朝長万左男,Bennett JM,栗山一孝,今中文雄,藏本 淳,鎌田七男,市丸道人,Finch SC,Pisciotta AV,石丸寅之助
要 約
長崎の被爆者白血病症例のFAB再分類による診断の一致率について、放影研の血液学者らとFAB分類提唱者のひとりとの間で検討した。対象は末梢血、骨髄塗沫標本など放影研に何らかの標本が現存する白血病及び白血病関連疾患の 193例である。白血病病型とその subtype を含む病型の診断一致率は 85%であり、FAB分類が対象としない病型(慢性骨髄性白血病、その他)についてはほぼ全例診断は一致した。全体の最終診断との一致率は 88.2%である。この一致率は十分高いものと思われ、放影研における被爆者白血病の分類にFAB分類システムを適用しても正確性をもちうると考えられる。今回の観察から急性白血病と関連疾患の大まかな病型について旧診断の約4分の1に診断変更の必要があることがわかった。