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業績報告書(TR) 15-87

日本,ハワイ在住の日本人男性における虚血性心疾患の12年間の死亡率と予測因子の比較

矢野勝彦,Maclean CJ,Reed DM,清水由紀子,佐々木英夫,児玉和紀,加藤寛夫,Kagan A
編集者注: この報告書に基づく論文は次に発表された。Am J Epidemiol 127:476-87, 1988
要 約
日本、ハワイ在住の日本人男性における虚血性心疾患(CHD)の死亡率及び予測因子を12年間の追跡調査資料に基づき、症例確認及び危険因子測定の比較可能な方法を用いて比較した。CHDに罹患していない、初診時年齢が 45〜69歳の日本の対象者 1,687名及びハワイの対象者 7,536名のうち、致死性CHD症例が日本で 20例、ハワイで 123例確認された。年齢調整した死亡率は日本よりもハワイの方が 40%高かった。この差異は統計的に有意ではなかったが、初期の調査と一致していた。この死亡率の差の半分以上は2つのコホートの既知の危険因子のレベルが異なるためであった。2つの母集団を合わせた多変量解析によれば、年齢、血圧、血清コレステロール、血糖、喫煙、アルコール摂取量(逆相関)が依然CHD死亡の重要な予測因子であった。CHDと危険因子との関連は、日本よりもハワイの方が強い傾向にあったが、調査されたどの危険因子についても回帰係数間の差は統計的に有意ではなかった。特に日本において症例数が少ないためこれらの所見が確定的であると断定することはできない。