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業績報告書(TR) 6-89

ビオチン化DNAプロ−ブを用いたin situハイブリダイゼ−ションによる非ホジキンリンパ腫における癌遺伝子の発現

濱谷清裕,吉田邦子,安倍真澄,近藤久義,嶋岡勝太郎,珠玖 洋,秋山實利
編集者注: この報告書に基づく論文は次に発表された。Blood 74:423-9,1989
要 約
43例の非ホジキンリンパ腫における 6種類の癌遺伝子(fos、myc、myb、Ki-ras Ha-ras及びN-ras)発現をin situハイブリダイゼーション法により解析した。ビオチン化DNAプローブとして、6種類の癌遺伝子、イムノグロブリンH鎖(IgH)遺伝子及びT細胞レセプターβ鎖(TCRβ)遺伝子を用いた。IgH遺伝子及びTCRβ鎖遺伝子をプローブとして行ったin situハイブリダイゼーションの結果は、細胞表面マーカーにより分類された細胞型と一致した。核蛋白に関連している癌遺伝子、fos、myc 及び mybは細胞型、組織病理学的分類あるいは悪性度に関係なく全症例の 70%〜80%において発現されていた。一方、悪性度の高いT細胞型の症例において Ki-ras遺伝子の発現が高頻度に見られる以外、rasファミリー遺伝子はより少数の症例にしか発現が認められなかった。数種類の症例から抽出したRNAを用いて行ったドットハイブリダイゼーションの結果はin situハイブリダイゼーションの結果と一致しており、このこともin situハイブリダイゼーションの反応が特異的であることを示している。