Menu does not appear
-- SiteMap

業績報告書(TR) 7-89

原爆被爆者における癌死亡率の線量反応曲線の形状

Pierce DA,Vaeth M
編集者注: この報告書に基づく論文は次に発表された。Radiat Res 126:36-42,1991
要 約
原爆被爆者のデータにおける癌死亡率についての線量反応曲線の形状を、線形−二次関数モデルに基づいて解析した。結果を白血病以外のすべての癌、白血病、及び両者の曲線の弯曲が同じであると仮定してその両者を合わせたものについて示した。これらのデータ以外に、凹形の線量反応曲線を示唆する十分な情報があるため、ここでは、最良の適合を示す線量反応曲線を推定することよりも、むしろ線形−二次関数モデルに基づいてデータと一致する最大の弯曲を推測することに重点を置く。この種の推論は、線量推定値の不確実性により相当影響されるものであり、それによる偏りに十分に対応できる方法を適用した。ここで弯曲の程度を表すために使用した基本的な方法は、適切な低線量リスク推定値を得るために、線形リスク推定値をある因数で割ることである。幾つかの有力な委員会は、以前に、そのような因数の範囲を 2〜10、あるいは 1.5〜3とすることを勧告した。本研究の結果では、およそ 2以上の値は、線形−二次関数モデルに基づく限りデータと少なくともある程度の不適合を呈することを示唆している。しかしながら、低線量リスクに関しては、これらのデータに確実な情報がほとんどないことを強調したい。ここでの推論は、線形−二次関数モデルを仮定したことによって得られる低線量と高線量リスクの結合に大きく依存している。