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業績報告書(TR) 17-92

大過剰に存在する正常DNA中の稀な突然変異アレレを検出する新しいBlocker-PCR法

瀬山敏雄,伊藤 敬,林 奉権,水野照美,中村 典,秋山實利
Nucleic Acids Res 20(10):2493-6, 1992
要 約
塩基置換型の突然変異を含むDNA部分を選択的に増幅させる新しいPCR(polymerase chain reaction)法を開発した。この方法は2つのプライマーの間に dideoxynucleotide でラベルした正常塩基配列の oligonucleotide のペアー(各々18 mers)を Blocker として用いている。この方法は、Blocker・正常DNA、Blocker・突然変異DNA のハイブリッドの間で微妙に融解温度が異なることを利用して、突然変異DNAを選択的に増幅させることができる。ヒトN-ras遺伝子をモデルとして使用した。正常DNAが 1:103の割合で大過剰に存在する場合にも、2種類の N-ras突然変異体は効率的に増幅された。更に、増幅された生成物に対して single strand conformation polymorphism 解析法を利用することにより、その感度は 10倍高められ、正常DNAが 104倍の大過剰で存在していても突然変異DNAが検出された。