Menu does not appear
-- SiteMap

研究計画書 6-10

原爆被爆者の乳がんのintrinsic subtypesに関する研究(RP 5-08の補遺)

要 約
乳がんのintrinsic subtypesは、幾つかの遺伝子の発現様式(profiling)によって定義されるものであるが、乳がんの病因と予後(生物学的特性)や、発症因子との関連性が考えられている。この分子生物学的分類は、鍵となるマーカーの免疫組織化学的染色によってほぼ推定することができる。我々は、放影研のがんの特別調査(RP 5-08 原爆被爆者における乳がん発生率、1950-2005年)の一環として、原爆放射線の被曝とそれに関連する乳がんの生物学的特性に関する新たな理解を深めるために、乳がん症例のintrinsic subtypeの研究を提案する。広島と長崎の病理学者および病院との共同作業を通じて、放影研寿命調査(LSS)集団構成者に発生した乳がんのパラフィン包埋組織を収集し、標的受容体マーカーの免疫組織化学的染色を行って、特定のサブタイプと放射線被曝との関連を、診断時の年齢および暦年、対象者の出生コホート、放射線被曝時年齢、更に、身体状況や生殖歴、その他の個人的因子などを考慮しながら研究する。その結果は、放射線関連乳がんに関する分子生物学的変化を解明する上で、生物学的機序に関する洞察を深め、放射線と関連するサブタイプの更なる分子生物学的研究に関する重要な情報をもたらすと思われる。