Menu does not appear
-- SiteMap

研究計画書 1-06

原爆被爆者の寿命調査集団における子宮がんの研究、1950-2003年(RP 8-85の補遺)

要 約
放射線影響研究所(放影研)の寿命調査(LSS)集団について、広島・長崎両市の腫瘍登録から1957-2003年の期間に発生した子宮がん(体がんおよび頚がん)症例を選び、これに両市の主要医療機関における剖検・外科病理記録、および放影研の保管記録から1950年以降2003年までに発生した子宮がん症例および死亡票から得た子宮がんに関する情報を補足する。子宮がん例は国際疾病分類(腫瘍学)(2003)コードに基づいて分類し、子宮がんまたは誤診子宮がん例は複数の作業病理医が組織診断について検討し、最終診断は世界保健機関(WHO)の組織分類基準(2003)に従って行う。なお頚がんの組織診断例では腫瘍病巣についてのポリメラーゼ連鎖反応法によるヒト乳頭腫ウイルス(HPV)感染の有無と、感染例ではゲノム型を確認し、併せて異なるゲノム型によるHPV感染と子宮頚がんとの相関について検討する。以上に加えて、子宮がんの前がんないしは初期がん病変について把握するため、体がんでは例えば内膜過形成を、頚がんでは頚部異形成変化を確かめる目的で、両市の医療機関との協同作業の下に、これらの病院における子宮内膜生検、ないしは摘出子宮の組織検査例では内膜過形成あるいは異型過形成について、また膣細胞診、子宮頚部生検あるいは円錐組織切除などから子宮頚部粘膜の異形成病変の診断を付されている症例について、その中からLSS該当例を抽出し、推定被曝線量(DS02)と組織分類された子宮体がんおよび子宮頚がんとの関連を調べる。