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研究計画書 1-12

原爆被爆者のがん手術試料保管システム構築に関する研究

要 約
寿命調査集団での固形がん罹患数は、最新の論文によると1958年から1998年にかけて17,448例と報告されている。このうち外科手術が必要な症例は、大半が広島・長崎の主要病院で手術を受けたと考えられる。その外科手術試料(パラフィンブロック)はこれらの病院で独自に保管されてきているが、保管が長年に及ぶこと、保管場所の確保が困難であることなどから、一部の病院では試料の廃棄を検討せねばならないといった事態も生じてきている。今後、寿命調査集団における放射線発がんの詳細な分子生物学的研究を含む病理学研究を行うためには、これらの試料を長期的に確実に保管する必要がある。本研究の目的は、広島および長崎における主要病院の病理医と共同で、原爆被爆者のがん手術試料保管システムの構築を行うことである。本システム構築のため、各病院に保管されている寿命調査対象者の手術試料の同定、保存状態、将来の研究への利用可能性などについて調査を行い、同定された試料については各病院に長期の保管を依頼する。各病院で保管困難となった場合には、放影研で保管することとする。なお、本研究計画書(RP)の研究協力者およびその所属機関に加えて、広島・長崎のその他の主要病院およびその病理医の本RPへの参加を要請する。保管試料に関するデータベースを放影研で作成・管理する。また、本RPでは、共同研究として保管試料を用いた研究を実施するに当たっての手順ならびに試料使用のガイドラインを定め、本RPの参加者はそれを遵守する。