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研究計画書 29-60

白血病および関連疾患の探知

要 約
できるだけ広範囲の人口基盤と診断基準とを用いて行われるこの症例探知企画では、患者発生数の究明とその疾患の詳細な病型分類などの特定項目の符号化が行われる。この調査は、収集された症例材料の中の特定の部分を用いることにより、白血病および白血病発生過程に関する各種の重要問題を研究しうる可能性に立脚して進められている。なかでも電離放射線の白血病誘発効果が最も主要な問題であることはもちろんであるが、放射線誘発白血病の発生率のみならず、それに関連するあらゆる疫学的、病因的、病理学的および臨床的特徴の究明をも含んでいる。

つまり、この調査は、本籍が広島または長崎にある原爆被爆者に発生する白血病およびそれと密接な関連のある血液疾患の全例と、広島または長崎でこれらの疾患の医療を受けているその他の者の全例の探知、記録、評価、そして診断を行うべく企画されている。

白血病はしばしばその他の多くの類縁疾患と明確に区別することに困難を伴う。しかも、白血病に関連のある疾患の中には、電離放射線照射によってその発生が促進される可能性の大きいものも若干存在するので、本調査には、多種類の血液学的異常、すなわち、あらゆる型の白血病、リンパ腺腫、関連疾患をも含める必要がある。