山村 麻理子
所属
統計部
E-mail: yamamura@rerf.or.jp
E-mail: yamamura@rerf.or.jp
研究者について
統計部の研究員として、放射線影響研究所で使用されている主要な統計ツールである過剰相対リスク（ERR）モデルと過剰絶対リスク（EAR）モデルについて研究を行っています。共同研究では、腎臓、膀胱、その他の尿路の癌罹患率に関する論文を共同執筆し、現在は、白内障の発症に研究を行っており、同一人物の左右の目の相関データや欠測データの分析方法などの統計学上の重要な問題にも取り組んでいます。また、被爆二世臨床調査の分析において多状態モデルの応用にも携わっています。さらに放射線被害に関する地域分析に関心を持っており、地理空間データ解析についての研究を行っています。地理空間データについては、数理統計学の見地よりスパース推定による理論的な研究を行っており、これについてJSPS科研費20H04151の助成を受けています。
学歴
- 2008
- Ph.D.(社会工学) 筑波大学大学院システム情報工学研究科
- 2000
- M.S.(経済学) 大阪府立大学大学院経済学研究科
- 1998
- B.A.(理学) 大阪府立大学総合科学部
職歴
- 2019⁻
- 放射線影響研究所 統計部 研究員
- 2011-2018
- 広島大学大学院 教育学研究科 数学教育学講座 講師
- 2010-2011
- 筑波大学大学院 ビジネス科学研究科 経営システム科学専攻 助教
- 2008-2010
- 北里大学薬学部 臨床薬学研究・教育センター 臨床医学(臨床統計学) 特任助教
- 2004-2006
- 医療経済研究・社会保険福祉協会 医療経済研究機構 研究員
主な研究論文
- Yamamura, M., Ohishi, M., & Yanagihara, H. Spatio-Temporal Adaptive Fused Lasso for Proportion Data. Proceedings of the 13th KES-IDT 2021 Conference (eds. Czarnowski, I., Howlett, R. J. & Jain, L. C.), Smart Innovation, Systems and Technologies. 2021; 238; 479-489.
- Grant, J. E., M. Yamamura, A. V. Brenner, D. L. Preston, M. Utada, H. Sugiyama, R. Sakata, K. Mabuchi, and K. Ozasa. Radiation Risks for the Incidence of Kidney, Bladder and Other Urinary Tract Cancer: 1958-2009. Radiation Research. 195(2) 2020; 140-148.
- Yamamura, M., Yanagihara, H., Solvang, K. H., Øien, N., & Haug, T. Canonical correlation analysis for geographical and chronological responses. Procedia Computer Science. 2016; 96:1351-1360.
- Kondo, M., Yamamura, M., Hoshi, S., & Okubo, I. Demand for pneumococcal vaccination under subsidy program for the elderly in Japan. BMC Health Services Research. 2012; 12:313.
- Yamamura, M., & Shoji, I. A nonparametric method of multi-step ahead forecasting in diffusion processes. Physica A Statistical Mechanics and its Applications. 2010; 389:2408-2415.