Contents.txt 1999年10月13日 これらのファイルは、Cologneらの論文(Radiation Research 152:364-73,1999)に発表された、 1958-87年におけるLSS肝臓がん罹患率解析に用いられたデータの詳細な表および文書です。 データファイル 内容 LIVER_99.DAT LSS肝臓がん罹患率ファイル 記録文書 DOCUMENT.TXT データファイルに関する記録文書 CONTENTS.TXT 全ファイルの説明 標本解析スクリプトファイル LIVER_99.SCR LIVER_99.DATを読むためのスクリプトファイル 標本解析ログファイル LIVER_99.LOG LIVER_99.SCRのログファイル データセットは、人年、症例数、および寿命調査集団対象者120,321名の個々の被爆者に関する データの要約の詳細な数値表です。これら対象者のうち、生存しており、かつ1958年1月1日時点で がんの診断を受けたことのない人達が111,932名いました。これらの人達がLIVER_99.DATファイルの データとなっています。この数には、DS86遮蔽カーマ推定値が4 Gyを超える被爆者や線量が不明の 人達、また原爆投下時に市内にいなかった人達も含まれています。データセットは、出版された 報告書でなされているように、これらの人達を除外し易いように構築されています。 肝臓がんデータセットは広島・長崎の腫瘍登録からのデータならびにLSS死亡追跡調査データと 剖検データに基づいています。腫瘍登録は1958年まではなかったので、追跡調査は1958-87年の 期間に限られています。利用可能な臨床記録と組織標本全てを収集した後、病理検討が行われ ました。これにより、診断基準がより一貫し、また死亡診断書のみで確認された数多くの症例に 占める真の陽性診断の割合を推定できました。(死亡診断書以外の資料がある場合、死因が肝臓 がんの症例を病理検討した結果を解析したものです。) その他の原爆被爆者におけるがん罹患率の解析(例、Thompsonら、がん発生率 第2部 充実性 腫瘍、Radiation Research 137別冊:11-67、1994)と同様、症例数は登録対象地域で診断された 一次原発がんに限られており、人年は登録対象地域からの転出入について補正されています。 主要なデータファイルにあるそれぞれのレコードには、性、都市、臓器線量区分、被爆時年齢区分、 暦年期間、その他の因子を表した指標などが含まれています。これらの表にある各レコードの基本 データには、人年、転出入補正後の人年、調査対象者数、平均到達年齢、平均被爆時年齢、平均 被爆後経過時間、および平均暦年が含まれています。線量はガンマ線と中性子線の臓器線量の 平均値と生物効果比を10とした場合の肝臓線量の平均値で要約したものです(ガンマ線量に中性子 線量の10倍を加えたもの)。 データセットには23,597のレコードがあります。ファイルはASCIIテキストファイルで、レコードには 決まった様式があり、フィールドは表計算やその他のデータ解析プログラムに簡単に読み込むことが できるよう空白で分けられています。 データファイルの内容についての詳細な文書に加え、出版された報告書の解析に用いた基本モデル への当てはめを行うためのEPICUREコマンドスクリプトとログファイルも入っています。 これらのデータを、研究論文、業績報告書、所内セミナーなど、何らかの出版物または発表のための 解析の基盤として使用する場合には、原稿または発表に謝辞を加えなければなりません。謝辞は以下 の通りとします。 用いたデータは、広島および長崎の放射線影響研究所(放影研)から入手したものである。 放影研は、日本の厚生労働省ならびに米国の学士院を通じてエネルギー省により資金提供 を受けている公益法人である。この報告書に示した結論は著者のものであり、必ずしも 放影研またはその資金提供機関の判断を反映するものではない。 これらのデータを用いて書いた論文の別刷りを1部、下記宛にお送りください。 〒732-0815 広島市南区比治山公園5-2 放射線影響研究所 情報技術部 図書資料課 資料係
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