ガンマ線

電磁波であるガンマ線は通常の可視光線と似ていますが、エネルギーや波長が異なります。太陽光線は、種々の波長の電磁線の混合したものであり、その中には最も波長の長い赤外線から、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の電磁線、そして最も波長の短い紫外線が含まれます。ガンマ線の波長は紫外線よりはるかに短い(すなわちはるかにエネルギーが高い)のです。ガンマ線はコバルト60やセシウム137などの放射性物質の自然崩壊により発生します。コバルト60のガンマ線は人体の深部まで透過できるのでがんの放射線治療に広く使用されてきました。

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