研究発表までのながれ

  • 1.研究計画書の作成

    研究員が研究のプランを練り、研究計画書にまとめます。

    研究計画書は、リサーチクラスターでの審査の後、審査が必要と思われる各委員会(バイオサンプル委員会、組換えDNA実験安全委員会、実験動物管理委員会、倫理審査委員会など)により審査されます。 所外の専門家が審査に加わることもあります。

    委員会の承認後、最終的に常任理事会が研究計画書を承認します。

     

    2.調査研究の遂行と学術的検討

    承認された研究計画書に従って調査研究が行われ、毎年、科学諮問委員会で外部評価を受けます。研究で使われるデータは、個人の特定ができないような形にされた上で研究者に提供されています。

     

    3.論文の作成

    調査研究の結果を論文にまとめます。

    研究報告書審査委員会で所内外の専門分野の研究者に内容の検討を依頼します。委員会が最終案を承認すれば、これに基づき、理事長が学術雑誌への投稿を許可します。

     

    4.学術雑誌に掲載

    投稿先の学術雑誌の審査員が審査して投稿論文の掲載が決まります。放影研の論文は、世界中の研究者が読んでいる多くの雑誌に掲載されています。

    学術雑誌に掲載された論文の目録は、放影研ホームページで公開されています。また、主要な論文については、使用された解析データをホームページからダウンロードすることもできます。

    放影研の調査研究結果は、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)、国際放射線防護委員会(ICRP)などの報告書に引用され、放射線防護基準の策定に活用されています。

     

    5.放影研報告書

    学術雑誌に掲載された論文(英文)のうち主要なものは、分かりやすい日本語の解説文(2013年までは要約)を作成し、放影研報告書として関係機関に報告します。(主要な疫学調査、臨床調査に関しては日本語版報告書を作成する場合もあります。日本語版は日本の読者の便宜のために雑誌社の許可を得て作成したものですので、報告書を引用、またはその他の方法で利用するときは英文の論文を使用してください。)

    放影研報告書の要約および解説文は放影研ホームページに掲載しています。

     

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