これまでの成果と今後の研究
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現在までに分かったこと
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被爆者で増加が見られるがん
白血病のほか、これまでに甲状腺がん、乳がん、肺がん、結腸がん、胃がんなどの増加が知られています。 しかし、子宮がん、すい臓がん、前立腺がんのように、増加の見られないものもあります。
1グレイの放射線被ばくによるがん死亡の相対リスク(1950-2003年)
部 位相対リスク白血病
4.1倍
すべてのがん(白血病は除く) 1.4倍食道がん 1.6倍胃がん 1.3倍結腸がん 1.3倍肺がん 1.8倍乳がん 1.9倍膀胱がん 2.2倍被爆時年齢30歳の人が70歳になった時点での男女平均の相対リスク
(ただし白血病については、若年発症が多いため、被爆時年齢や到達年齢による影響の違いは考慮していない) -
これから10-20年で明らかにしようとすること
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これから20年以上かかりそうなこと