遺伝影響調査

遺伝影響調査は主に分子生物科学部で行われており、細胞遺伝学調査と、分子遺伝学調査があります。

細胞遺伝学調査

被爆者の血液細胞における染色体異常頻度を調べることで、個人被ばく線量の評価を行っています。 また、被爆者から提供された歯に残された、ラジカルという微量の物質を特殊な方法で測定することにより、被ばく線量を推定することもできます。

分子遺伝学調査

親子のDNAを調査して、被爆者の子供に新しい突然変異が増えていないかどうかを調査しています。 更に、マウスを用いて放射線による突然変異頻度を正確に調べることも行っています。 ゲノムの不安定性(高い頻度でゲノム全体に変化を生じること)やがんの遺伝学的影響(被ばくと個人の遺伝的特性との関係)についても研究を始めました。

細胞遺伝学調査

分子遺伝学調査

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