実施中の研究計画書

研究計画書は放影研で行われる調査研究の秩序と記録保持のために欠くことのできないものです。提案された研究計画は、リサーチクラスター*、外部専門審査員、倫理審査委員会、さらには必要に応じて、バイオサンプル委員会、組換えDNA実験安全委員会、実験動物管理委員会によって審査され、最終的に常任理事会によって承認されます。こうして研究所内外の専門家による学術的検討の手順を踏むことにより、研究計画書の科学的な妥当性を確実にし、調査対象者に過度の負担がかからないようにするとともに、高度な倫理基準の遵守とプライバシーの厳重な保護を保証します。新しい調査研究が提案されその研究計画書が承認されることは、放影研における全体的な合意が得られていることを意味し、それによって調査研究が計画通りに行われ、その後放影研での承諾を得たうえで修正されるまで続行されることを保証するものです。
リサーチクラスターと外部審査員が学術的に検討することにより、現代科学が必要としている情報、研究の質、放影研の使命や優先順位に対する妥当性に関して新しい提案の目的を一つ一つ吟味することができます。

∗ 2017年より「リサーチクラスター」と呼ばれる新制度を導入しました。従来の研究計画は基本的に部単位で作られていたため、異なる部間での共同研究が必要な場合になかなか垣根が越えられないという大きな課題がありました。これを解決するため、異なる研究部の研究員がそれぞれの利点を活かした研究チームを作り、多方面から様々な分野の研究課題にアプローチすることができるようにしたのがこの「リサーチクラスター」です。研究分野を「がん」、「非がん」、「遺伝」の三つに整理しました(基盤研究計画は除く)。この新システムは2017年3月の科学諮問委員会、同年6月の評議員会で承認されました。

研究計画書は研究分野別に分類されています。
下の項目を選ぶと、実施中の研究計画書のタイトルと要約を見ることができます。

 

基盤研究計画書

幾つかの研究計画書は大規模な長期プログラムで、基盤研究計画書と呼ばれています。

 

2017年より(リサーチクラスター開始後)

 

2016年まで(リサーチクラスター開始前)

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