ミニサテライト

DNAの中には、5-30塩基対の反復単位が数十個繰り返して 500塩基対から 20,000塩基対の配列となっている領域があり、ミニサテライトまたはVNTR (variable number of tandem repeats) と呼ばれています。多くの場合、染色体の末端領域に存在し、生殖細胞のこのような領域では、反復数の減少、増加などの突然変異が高頻度 (約10%) で生じる場合があります。これは蛋白質をコードする遺伝子のDNA配列中に起る突然変異の頻度に比べて数百倍から数千倍も高い頻度です。

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