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米国ワシントンD.C.で第9回評議員会

第9回評議員会*を2019年6月20日-21日の両日、米国ワシントンD.C.の米国学士院で開催しました。
主な議題と討議結果は次のとおりです。

1. 事業報告、決算
2018年度における事業状況について、事業報告、決算報告、監査報告が行われ、審議の結果承認されました。また、広島研究所の移転に関する調査結果についても報告されました。
2. 事業計画、予算および関連事項
被爆者の健康に関する調査研究事業、被爆者の子どもの健康に関する調査研究事業、原子爆弾の個人別線量とその影響を明らかにするための調査研究事業、研究成果の公表と他機関との研究協力事業、国内外の専門家を対象とする研修事業、一般向け啓発事業などの2019年度事業計画ならびにこれらを実施するための実行予算について報告されました。
3. 科学諮問委員会の勧告および勧告への対応
2019年322日から24日まで広島研究所において開催された第46回科学諮問委員会では、分子生物科学部および「研究資源センター」の設置に向けて重要な役割を担うバイオサンプル研究センターに対し詳細な審査が行われました。科学諮問委員会共同座長から放影研の研究プロジェクト成功のための勧告が報告され、それぞれの勧告に対する放影研の対応が協議されました。
4. 放影研戦略計画
放影研の中・長期的な戦略計画および「放影研保存試料の利用に関する外部諮問委員会」について、放影研の報告を基に討議が行われました。
5. 役員の選任
今評議員会では、理事3名、評議員4名、科学諮問委員2名および地元諮問委員2名の選任が行われ、いずれも満場一致で承認されました。

 

*評議員会は公益財団法人の最高議決機関であり、法人の基本的な業務執行体制(理事・監事等の選任・解任等)や業務運営の基本ルール(定款の変更等)を決定するとともに、計算書類の承認等を通じて、法人運営が法令や定款に基づき適正に行われているかを監視する役割を担っています。


本評議員会の出席者は以下のとおりです。

評議員
早野 龍五
東京大学名誉教授
Joe W. Gray
米国オレゴン健康科学大学医学部生物医学工学科Gordon Moore寄付講座長兼教授
Shelley A. Hearne
米国フォーサイシア財団常任理事および米国ジョンズ・ホプキンズ大学ブルームバーグ公衆衛生学部保健政策・管理学科 客員教授
國安 正昭
元スリランカ、ポルトガル等特命全権大使
Jonathan M. Samet
米国コロラド大学公衆衛生学部 学部長
米倉 義晴
福井大学名誉教授
理事
丹羽 太貫
理事長 (代表理事)
Robert L. Ullrich
副理事長兼業務執行理事
兒玉 和紀
業務執行理事
監事
河野 隆
広島総合法律会計事務所 公認会計士・税理士
Paul Thrasher
公認会計士、財務コンサルタント
科学諮問委員会共同座長
Curtis C. Harris
米国国立衛生研究所・国立がん研究所 がん研究センターヒト発がん研究室室長および分子遺伝学・発がん部門部長

 会場となった米国学士院の前で集合写真

 会議の様子