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内村有邦研究員が「第53回内藤コンファレンス 優秀ポスター賞」を受賞しました
2025年7月8日(火)から7月11日(金)にかけて開催された第53回内藤コンファレンスにおいて、当研究所の分子生物科学部長代理 兼 分子遺伝学研究室室長である内村有邦研究員が優秀ポスター賞を受賞しました。
内藤コンファレンスは、3泊4日の合宿形式で行われる国際学術会議であり、テーマに関連する最新の研究成果報告に加え、第一線で活躍する研究者を含む約80名の専門家による活発な意見交換が行われます。
第53回となる本年度は、「生殖細胞学:有限な命の永続性をひも解く」をテーマに掲げ、国内外の研究者による発表が行われました。内村研究員は「生殖系列で発生するゲノムDNAの変化が後世代に及ぼす影響」について、実験用マウスを用いた研究成果を発表し、その内容が高く評価された結果、優秀ポスター賞に選出されました。
第一線の研究者が多数参加する中での受賞は、内村研究員個人の業績にとどまらず、当研究所全体の研究活動に対する大きな励みとなるものです。今回の受賞を機に、今後の研究活動へのさらなる意欲向上が期待できます。
当研究所は今後も、原爆放射線の医学的影響に関する研究を通じて、被爆者や被爆二世の皆様を始め、人類の健康と福祉に貢献してまいります。
内藤コンファレンスについて
内藤コンファレンスは、自然科学の基礎的研究の振興を目的に、1991年度より開催されている国際学術会議であり、1991年度より本年度に至るまで52回の開催実績があります。本コンファレンスは、3泊4日の合宿形式で行われるクローズドの国際学会です。世界各国から招いたテーマ領域の第一線の研究者(約25名)と、公募の中から選考されたポスター発表者(約60名)によって構成されています。コンファレンス会期内に発表されたポスター発表の中から、優秀な発表者を表彰し、若手研究者の育成と自然科学の基礎的研究の振興に貢献しています。
※参考:公益財団法人 内藤記念科学振興財団HP

授賞式における記念撮影(左から二人目:内村研究員)