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国立がん研究センターがん対策研究所と共同シンポジウムを開催

2025年1216日(火)、放射線影響研究所(放影研)と国立がん研究センターがん対策研究所との共同シンポジウム「がん登録を利用した、疫学コホート研究における国際共同研究の推進」を、放影研広島研究所において、対面およびオンラインウェビナーによるハイブリッド形式で開催しました。当日は、放影研の研究員に加え、希少がん患者会の代表、がん登録制度に詳しい法律の専門家、厚生労働省および広島と長崎の行政関係者、がん疫学・臨床医学・基礎科学分野の研究者など、国内外から幅広い関係者をお招きし、がん登録に関する情報提供や国内外の研究事例の発表、意見交換を行いました。また、これらの関係者のほか、聴講者として対面で40名、ウェビナーで98名の方々にもご参加いただきました。

がん登録は、地域におけるがんと診断された患者の診断や治療等に関する情報を収集・分析・評価する仕組みで、世界中で行われています。日本では、「がん登録等の推進に関する法律」に基づき実施されており、がんと診断された方の氏名などの個人情報のほか、がんの種類や治療内容等の情報が収集され、国から委託を受けた国立がん研究センターが全国がん登録データベースで一元管理しています。全国と都道府県ごとに集計された情報は、「全国がん登録罹患数・率報告」として毎年公表されています。また適切な申請手続きを得て、国内のがん対策に資する研究に広く活用されています。放影研の研究においても、がん登録は非常に重要なデータ基盤となっており、手続きを経て、全国がん登録事業で収集された情報を放射線影響の研究に利用し、その解析結果を科学論文として発表し、被爆者の方々と国民へ還元しています。

この度のシンポジウムを通じて、がん登録を用いた国際共同研究を推進するにあたり、個人情報の安全管理を確保しつつ、公衆衛生への貢献を最大化するための効率的な運用方法について、今後も継続的に議論を重ねていくことの重要性が確認されました。今後も、がん登録に関わる研究機関として関係機関との連携を強化し、被爆者及び人類の健康と福祉の向上に寄与できるよう、活動を継続してまいります。

シンポジウムの内容については、こちらをご覧ください。

放射線影響研究所・国立がん研究センターがん対策研究所共同シンポジウム開催のお知らせ – 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF