原爆傷害調査委員会(ABCC)

1946年、広島・長崎の原爆被爆者における放射線の医学的・生物学的晩発影響の長期的調査を米国学士院-学術会議(NAS-NRC)が行うべきであるとするハリー・トルーマン米国大統領令を受けて、原爆傷害調査委員会(ABCC)が設立されました。当初、運営資金は米国原子力委員会(AEC)が提供していましたが、その後、米国公衆衛生総局、国立がん研究所、国立心臓・肺研究所からも資金提供がありました。1948年、日本国厚生省(現 厚生労働省)の国立予防衛生研究所が正式に調査プログラムに参加しました。ABCCは、1975年4月に発足した放射線影響研究所の前身です。

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