- お知らせ
第8回評議員会を長崎で開催
第8回評議員会*を2018年6月20日-21日、放影研長崎研究所で開催しました。
主な議題と討議結果は次のとおりです。
- 1. 事業報告、決算
- 2017年度の事業実行状況について、事業報告(国際協力活動、海外の研究者・研究機関との共同事業を含む)、決算、同監査報告および付属書類が説明報告され、審議の結果承認されました。
- 2. 事業計画、予算および関連事項
- 被爆者の健康に関する調査研究事業、被爆者の子ども(F1)の健康に関する調査研究事業、原子爆弾の個人別線量とその影響を明らかにするための調査研究事業、研究成果の公表と他機関との研究協力事業、国内外の専門家を対象とする研修事業、一般向け啓発事業およびこれらの事業を遂行するために必要な事業等を行う2018年度事業計画、ならびにこれらを実施するための2018年度予算について、それぞれ説明報告されました。
- 3. 科学諮問委員会の勧告および勧告への対応
- 本年 3 月 8 日から 10 日まで広島研究所で開催された第 45 回科学諮問委員会では、統計部に焦点を当てて審議が行われました。全体的勧告では、放影研保存試料利用に関する戦略計画、リサーチクラスター、研究員の戦略的長期採用計画、若手研究員の指導と研修等について勧告が行われ、本評議員会ではこれに対する放影研の対応が協議されました。
- 4. 放影研戦略計画
- 放影研戦略計画と、その計画に関係する放影研保存試料の利用に関する外部諮問委員会の設置について、放影研の報告を基に討議されました。
*評議員会は公益財団法人の最高議決機関であり、法人の基本的な業務執行体制(理事・監事等の選任・解任等)や業務運営の基本ルール(定款の変更等)を決定するとともに、計算書類の承認等を通じて、法人運営が法令や定款に基づき適正に行われているかを監視する役割を担っています。
本評議員会の出席者は以下のとおりです。
評議員
- James W. Ziglar
- 米国Van Ness Feldman法律事務所主席弁護士および移民政策研究所評議員会議長
- 早野 龍五
- 東京大学名誉教授
- 土肥 博雄
- 日本赤十字社血液事業本部 経営会議委員
- Joe W. Gray
- 米国オレゴン健康科学大学医学部生物医学工学科Gordon Moore寄付講座長兼教授
- Shelley A. Hearne
- 米国フォーサイシア財団常任理事および米国ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部保健政策・管理学科 客員教授
- 國安 正昭
- 元スリランカ、ポルトガル等特命全権大使
- Jonathan M. Samet
- 米国コロラド大学公衆衛生学部 学部長
- 米倉 義晴
- 国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 理事長顧問
理事
- 丹羽 太貫
- 理事長 (代表理事)
- Robert L. Ullrich
- 副理事長兼業務執行理事
- 兒玉 和紀
- 業務執行理事
監事
- 河野 隆
- 広島総合法律会計事務所 公認会計士・税理士
- Paul Thrasher
- 公認会計士、財務コンサルタント
科学諮問委員会共同座長
- 甲斐 倫明
- 公立大学法人 大分県立看護科学大学 人間科学講座環境保健学研究室 教授

会議の様子

記者会見の様子