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2019年オープンハウスを開催

放影研の恒例行事、オープンハウス。研究活動を一般の方にもっと知っていただこうと、通常の施設見学(要予約)とは異なり、年に一度、特別な展示やコーナーを設けた、来場者が自由に出入りできる施設公開行事です。今年(2019年)、広島研究所では8月5日(月)・6日(火)、長崎研究所では8日(木)・9日(金)に開催しました。以下に両市それぞれの大会実行委員長から報告してもらいます。

◆広島研究所(実行委員長 早川 直博)

2019年オープンハウス広島は8月5日、6日とも、無事終了し、初日340名、二日目348名、合計688名もの方々にお越しいただきました。今年は両日ともに平日での開催。加えての猛暑。そして6日は午前中、雨に見舞われました。その影響もあってか、例年に比べると来場者数は少なかったのですが、その分、来場者の方からは「ゆったりと丁寧に説明が聞けて楽しめた」との声がありました。これは結果として、“やすらぎと平和の提供”という今年のコンセプトどおり、来場者の皆様には当研究所の調査研究内容をじっくりと見て、知って、理解を深めていただくにはよかったかと思われます。また、講演会やサイエンスコーナーなども大変好評で、「“近寄り難い放影研から楽しめる放影研”にイメージが変わった」という感想も聞くことができ、皆様にはご満足いただけたのではないかと思っております。最後に猛暑の中、2019年オープンハウス広島にご来場いただきました皆様にあらためて心より厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。今後とも、放射線影響研究所オープンハウスをよろしくお願いいたします。

 

◆長崎研究所(実行委員長 田崎 浩佐)

令和元年百日目の8月8日から2日間の日程で行った長崎研究所のオープンハウス。連日36度を超える猛暑日の中で開催され、416名の方々に来所していただきました。間が悪いことに、開催前々日、来場者をお迎えする受付ホール等の7台のエアコンを制御している室外機が故障してしまいました。最悪の状況の中、エアコンが動いている部屋からサーキュレーターで冷気を送ってオープンハウスに支障が出ないようにして、来場者をお迎えしました。今年も当研究所が行っている研究内容等のパネル展示とそれらを小学生にも分かるようにアレンジした子供用パネルを展示。放影研がどんなことを行っているかをできるだけ小さなお子さんにもわかってもらえるように工夫しました。また、体験コーナーとして、骨密度測定・握力測定・尿検査・血液の顕微鏡観察等を実施するとともに、毎年子どもたちに人気の液体窒素を使用した花や風船を凍らせる実験や、放射線の通った軌跡が見える霧箱実験コーナーを設け、来場者からは感嘆の声が上がっていました。