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「令和元年度 第3回平和案内人全体会議」(長崎)で講演を行いました

長崎の被爆経験を次世代に伝えていくボランティアである、「平和案内人」「家族・交流証言者」や「長崎平和ガイド」が一斉に集う、「令和元年度第3回平和案内人全体会」(主催:公益財団法人長崎平和推進協会)が、 2020年2月8日(土)、長崎原爆資料館(長崎市平和町)で開催されました。そして、総勢70名の方が参加されたこの会議に、この度、初めて放影研の研究者が講師として講演させていただきました。

「ABCC・放影研の過去と現在」と題した、分子生物科学部顧問の中村 典(のり)の講義は1時間半。放影研の前身であるABCC(原爆傷害調査委員会)の活動や歴史、放影研へ移行した後の研究活動や成果、今後の研究課題に関する説明を行いました。

参加者の皆さまは、一言も聞き漏らすまいといった真剣な表情で、熱心に聴講してくださいました。最後の質疑応答の時間も多くの手が挙がり、次々と講師を唸らせる鋭い質問が寄せられました。しかし、残念なことに、すべての質問にお答えできないまま時間切れとなり、講座は終了となりました。

その後に行った「放影研の施設見学募集」には、多くの皆さんに見学のご予約をいただきました。本当にありがたく思っています。

後日、会を主催した長崎平和推進協会からも、「今後の活動に参考になる内容だった。放射線は、何度研修を重ねても分からない。説明に悩む部分が多いので、これからもテーマを変えながら実施できればと思う」とのお言葉をいただきましました。

関係者の皆さま、誠にありがとうございました。