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移転前最後となる比治山ホール公開イベントを開催いたしました
放射線影響研究所(放影研)広島研究所には、日本を代表する建築家の一人、前川國男氏が設計に携わった「比治山ホール」があります。前川氏は、東京文化会館や東京都美術館など、戦後日本を代表する数多くの建築を手掛けたことでも知られています。
比治山ホールは1953年、放影研の前身である原爆傷害調査委員会(ABCC)の職員宿舎として建てられました。2023年まで約70年にわたり職員寮として使われ、その後も、建物を見たいという建築の専門家や市民の皆様の声を受けて、一般公開を行ってきました。
比治山ホールは、前川建築の特徴を今に伝える貴重な建物で、「戦後広島の3大建築」の一つとも言われています。
広島研究所は来年度、広島大学霞キャンパスへの移転を予定しています。これを前に、9月26日(土)、現在の比治山の地で行う最後の比治山ホール公開イベントを開催しました。
当日は、神奈川大学教授の松隈洋先生による「比治山ホールから見る戦後の建築―1950年代の広島について」と題した講演があり、その中で前川國男の設計事務所で働いた経験をお持ちの松隈先生は、比治山ホールを手がかりに、広島市の戦後復興と当時の建築について紹介されました。
当日はあいにくの雨天にもかかわらず、市民の皆様やメディア関係者など約90人にご参加いただきました。ご来場いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。


