業績報告書(TR) 6-85

修正Monte Carlo推定による比率または割合の傾向検定における統計的有意性

Kopecky KJ,Preston DL

編集者注: この報告書に基づく論文は次に発表された。J Radiat Res (Tokyo) 26:346-52, 1985

要 約
比率又は割合における単調傾向のテストの漸近的有意レベルは、少数の事象に適用する場合及び危険への曝露の分布に大幅な歪みがある場合には、大変非保守的になる。そのような場合には、Monte Carlo(MC)推定として観測された有意水準(”p値”)が大変有効である。このような状況においてMC推定の有効性を大幅に改善し得る簡単な方法、重要性抽出(IS)について述べた。IS手法適用設定について述べ、IS推定量の分散を導き出した。実際起こりそうな多くの場合において、分散は以前提案された単純なMC推定量のものより実質的に少ないことを示した。Tieのない生存データ例を越える一般化について述べ、ISの効用を、原爆被爆者の死亡率に関するデータを用いて示した。

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