統計部

放影研統計部は、日米の統計学者から構成されており、専門知識を生かし電離放射線の健康影響に関する研究の発展に貢献しています。この専門知識は、最新の疫学研究や生物医学研究には不可欠です。統計学部研究員は、放影研の疫学部、臨床研究部、分子生物科学部の研究員および、統計学や放射線疫学分野の国際的な専門家と協力して、放影研の調査研究を立案・解析し、その結果を原爆被爆者並びに科学界全般に報告しています。 また、放影研の使命遂行に不可欠な新しい統計学的手法の開発や、既存の統計学的手法の拡張に向けた独自の研究も行っています。 統計部は、被爆位置、被爆時の体位、身体的特徴に関する情報を利用し、高度な放射線物理モデルを適用し個々の放影研コホート対象者について被曝線量推定値を算出する放影研の放射線量推定方式の完全性を維持・確保しています。この線量推定値は、事実上全ての放影研の研究に利用されています。最後に、統計部では教育活動やアウトリーチ活動も行っており、国際学会で研究成果を発表したり、方法論的研究や応用研究において助言を提供し、可能ならば共同研究を行う上で役立つ専門知識を有する統計学者を世界中から放影研に招聘しています。

上述した様々な活動や関わりを通じて、統計部研究員は、放影研の研究使命において中心的な役割を果たし、重要な貢献をしています。

研究員と研究課題

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